人と人とのコミュニケーションのあり方を教えている私にとって、井上先生の出現は、まさに私自身の未熟さを改めて痛感する出会いとなったことを今でもはっきり覚えています。「和光同塵」の如く、一見、気さくで飾り気のない対応の中にも、洗練された国際的な社交術と日本古来の「おもてなしの心」を持ち合わせている井上先生は、私が過去お会いしてきた有名企業のトップにも勝るとも劣らないようなオーラを放っていました。さらに、勉強熱心で、納得するまでとことん追及していく姿勢は、優秀なコンサルタントが集まった、サイグラム・ビジネススクールの受講生の中でもひときわ目立っておりました。
私も長い間、「人を育てる」という仕事に関わってきましたが、井上先生のように、三拍子揃った方には、過去、お会いした記憶がございません。特に、コンサルタントコースで習う「組織分析」を始めとする、「人材マッチング論」「問題点究明のための分析」などの各種分析論においては、プロの私が驚くような精度の高い分析を行い、潜在能力の高さと洞察力の鋭さを見せたことは、記憶に新しいところであります。その意味においても井上先生は、人間としての魅力とプロの実力を兼ね備えた稀有な人物だと感じております。
このような人間的魅力とプロとしての実力を持った井上先生のような方が、メディカル・パーソナルアドバイザーとして、専門の歯科医療分野はもとより、広く医療分野にその専門性とキャリアを生かしていくことは、我が国の医療分野にとりましても、大きな力になってくのではないかと思っております。
医療分野におけるメディカル・パーソナルアドバイスという仕事は、我が国では初めての仕事となりますが、過去から多くの自己投資を行ってきた井上先生でなければできない仕事である、と期待を寄せております。
私の近くには「10年後の姿を見てみたい」と思う大きな可能性を持った人物が何人かおりますが、井上先生は、まさにその筆頭にいる人物だと感じております。メディカル・パーソナルアドバイザーとしての成功をお祈りし、推薦させていただきます。
2007年3月吉日
日本産業心理コンサルティング協会