- 井上:
-
フォーブス社が成功者1500人を対象に行ったアンケートでも、「人生で成功する秘訣は何か?」と質問したところ、実に70%以上のヒトが「コミュニケーション能力を高めること」と答えていますからね。
ですから最初、メディカル・パーソナルアドバイスを考えた頃は、より良い医療を受けるために、患者様と医師を繋ぐのが目的だったんですが、今では、患者様自身が豊かで幸せな人生を生きていくために、コミュニケーションを上手く取れるアドバイスをすることを目指しています。
医師に限定することなく、普段の生活の中で、周りにいる人たちとより良い人間関係を築くことができるお手伝いをしたいと思っているのです。 - 妹尾:
- それにストレスが無くなって、幸せに生きていれば、病気も少なくなるんでしょうね。
- 井上:
-
私もそこを目指しているのです。
笑うことでガンを治療する話しは聞かれたことがあると思うのですが、ストレスは多くの病気の原因になっています。
ストレスが無くなって、日々を楽しく生きていけるようになることは、大げさに言えば、この世から病気をなくしていくことに繋がると思っています。
そのお手伝いができるとしたら、医師としても嬉しいことですからね。 - 妹尾:
- 東洋医学で言うところの未病を治すってことですね。そう考えるとメディカル・パーソナルアドバイザーの仕事は、最高の医療行為なのかもしれませんね(笑)
- 井上:
-
でも本当に、そういう所を目指して生きたいのです。
コミュニケーションを取ろうと思うなら、まず自分自身を知ることが重要になります。しかし、自分自身を知ることは、自分という個性を活かすことにも繋がります。世界にひとつしかない自分の個性を引き出して輝くことができるようになるんですね。
そうなると、世の中の価値観に振り回されて苦しむこともなくなるのです。つまりコミュニケーション能力を身につけることは、本当に豊かで幸せな人生を手に入れるということに繋がることが多くあるんですね。
- 妹尾:
-
そう考えると、井上先生の使命って大きいですね。
- 井上:
-
そんなに焚き付けないでください(笑)
でも、メディカル・パーソナルアドバイザーとして活動することが、一人でも多くの人が幸せな人生を手に入れるためのお手伝いになればということは思っています。
そうすることで、私の家族が事故にあった経験も、意味があるものにできますからね。せっかく、ほとんどの人が体験しないような事故と、健康を取り戻す…というより幸せを取り戻していく経験をしたのですから、それを本当に良かったと思えるようになりたいですからね。
- 妹尾:
-
そういう想い入れがあると、メディカル・パーソナルアドバイザーとしての仕事は、井上先生のライフワークになりそうですね。
- 井上:
-
自分でもそうしていくつもりです。
病気かもしれないけど、病院に行くのが怖くて…っと思っている方や、医師とのコミュニケーションが上手く取れないために適切な知慮を受けることができていない方の手助けなど、医師としての経験を活かしたアドバイスはもちろんですが、今までは医師として患者様に接してきた範囲を超え、より深く、患者様の人生に関われるような活動をしていきたいと思っています。
- 妹尾:
-
本日は、ありがとうございました。